1981◆高1時代の夏に(4)-本番直後 [YAMATO高校♪合唱部]
4月下旬から8月下旬まで、
約4ヶ月に及んだ練習の日々。
課題曲そして自由曲を、
何百回いや千回以上は繰り返したかもしれません。
それを今、
たった10分足らずの時間で全てを出し尽くす。
短いような長いような、
やっぱり短いような不思議な感覚でした。
番手として、
2曲とも無事に演奏終了し、
拍手を聞きながら舞台裏へと抜けます。
ようやく、
「あぁ、終わった・・・。」
とホッとして周りを見る余裕ができました。
・・・と、
すぐ目の前にいる女声の先輩が泣いています。
あの人も、
この人も、
女声のほぼ全員。
女の人が集団で同時に泣いているという光景は、
人生で初めてです。
「みんな、どうしたんでしょう?」
と僕。
「ん?まだ、わかんねーか、お前には。」
と3年の先輩。
「え?もしかして毎年とか?」
と僕。
「そうだよ。」
と先輩。
舞台裏の向こうには、
先に演奏を終え舞台裏で聞いていた他校の人達が。
約4ヶ月に及んだ練習の日々。
課題曲そして自由曲を、
何百回いや千回以上は繰り返したかもしれません。
それを今、
たった10分足らずの時間で全てを出し尽くす。
短いような長いような、
やっぱり短いような不思議な感覚でした。
番手として、
2曲とも無事に演奏終了し、
拍手を聞きながら舞台裏へと抜けます。
ようやく、
「あぁ、終わった・・・。」
とホッとして周りを見る余裕ができました。
・・・と、
すぐ目の前にいる女声の先輩が泣いています。
あの人も、
この人も、
女声のほぼ全員。
女の人が集団で同時に泣いているという光景は、
人生で初めてです。
「みんな、どうしたんでしょう?」
と僕。
「ん?まだ、わかんねーか、お前には。」
と3年の先輩。
「え?もしかして毎年とか?」
と僕。
「そうだよ。」
と先輩。
舞台裏の向こうには、
先に演奏を終え舞台裏で聞いていた他校の人達が。
こちらに寄って来て、
「良かったですよ。」「凄かったです。」
とウチの指揮者に声を掛けてくれました。
自分達の席に着くと、
残りは数校を残すのみ。
そして、
最終校の演奏が終わりました。
NHKアナウンサー
「それでは審査に入ります。
発表までの間、みなさん、30分程お待ちください。」
「良かったですよ。」「凄かったです。」
とウチの指揮者に声を掛けてくれました。
自分達の席に着くと、
残りは数校を残すのみ。
そして、
最終校の演奏が終わりました。
NHKアナウンサー
「それでは審査に入ります。
発表までの間、みなさん、30分程お待ちください。」
拍手でNHKアナウンサーを見送ると、
何の合図もなしに、いきなり全員が起立。
あわてて僕も起立しました。
すると、
ウチの指揮者が「校歌!」と叫びながら、
最初の音を鳴らしています。
指揮者が「1、2、3!」とタクトを振ります。
♪緑あやなす相模野は 若い力の 若い英知の 湧き立つ泉♪
何の合図もなしに、いきなり全員が起立。
あわてて僕も起立しました。
すると、
ウチの指揮者が「校歌!」と叫びながら、
最初の音を鳴らしています。
指揮者が「1、2、3!」とタクトを振ります。
♪緑あやなす相模野は 若い力の 若い英知の 湧き立つ泉♪
ウチだけではありません。
会場のアチコチで校歌が響き渡っています。
演奏が終われば周囲の学校は拍手喝采。
演奏が終われば周囲の学校は拍手喝采。
間髪入れずに今度は別の高校が、
今では中学生が歌う程に人気な、
過去のNコン課題曲を歌い始めました。
過去のNコン課題曲を歌い始めました。
すると周囲もそれに合わせて合唱です。
アッチの方では別の曲を歌っています。
3曲、4曲が同時進行です。
この審査時間中の自由奔放な合唱は、
必ず毎年、自然発生するんだそうで。
3曲、4曲が同時進行です。
この審査時間中の自由奔放な合唱は、
必ず毎年、自然発生するんだそうで。
そのうち、
4つ⇒3つ⇒2つ⇒1つと集団が集約され、
とうとう会場にいる全員で1つの曲を歌い始めました。
たくさん歌ったのでハッキリとは覚えていませんが、
最後はコレだったと思います。
4つ⇒3つ⇒2つ⇒1つと集団が集約され、
とうとう会場にいる全員で1つの曲を歌い始めました。
たくさん歌ったのでハッキリとは覚えていませんが、
最後はコレだったと思います。
途中の長いピアノ伴奏は全員で口で!(笑)
1000人を超えると思われる、
会場内の合唱関係者全員が声の限りに歌う。
とにかく、ものすごい大迫力。
最後は全員でお互いを讃える大拍手!
大合唱が終わるタイミングを見計らっていたのか、
その大拍手の中、
NHKアナウンサーと審査委員長が壇上に現れました。
1000人を超えると思われる、
会場内の合唱関係者全員が声の限りに歌う。
とにかく、ものすごい大迫力。
最後は全員でお互いを讃える大拍手!
大合唱が終わるタイミングを見計らっていたのか、
その大拍手の中、
NHKアナウンサーと審査委員長が壇上に現れました。
審査委員長
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審査をしながら皆さんの伸々とした合唱を聞いていました。
本番でも同じくらい伸々と演奏すれば良かったと思う程です。
審査時間に全員で合唱するという事は他県では見られません。
非常に素晴らしく感動的でした。
それでは審査結果を発表致します。
まずは優良賞です。
●番 ●●高校、▲▲番 ▲▲高校、■番 ■■■高校。
以上、3校、おめでとうございます。
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ウチの高校名は呼ばれませんでした。
名前を呼ばれた高校は、
「キャー」「ウォー」
の入り混じった奇声を発しています。
当然、周りの我々は拍手です。
ただ、
当校のOB達は
「今年もダメだったか・・・」
といった顔をしていました。
発表は続きます。
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続いて優秀賞です。
○○番 ○○高校、もう1校は、にじゅう・・・
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懐かしい!「大地讃頌」は子供たちの中学校で歌い継がれている歌です。新入生の子供と母親が上の子たちの合唱を聞いて感激します。
いつも感じるのが男声の大きさと美しさでした。
当時(今もと思いたいけど・・)うちの中学校は荒れて居なくて、男の子が素直に大きな声を出してくれるので合唱が安定するのだと思っていました。荒れてくると男の子は声出さなくなりますよね。
ずっと何年も聞いていないけど、今でもあの伝統が続いている事を願います。
by 九子 (2014-08-31 22:55)