1983Nコン課題曲【みぞれ】・高等学校の部 [YAMATO高校♪合唱部]
NHK 全国学校音楽コンクール課題曲集
高等学校の部 混声合唱
第61回~第75回(平成6~20年度)
- 作者: 日本放送協会
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/06/23
- メディア: 楽譜
- 昭和のも作って下さい、NHKさん。
https://www.youtube.com/watch?v=p4P-OE5QVAQ
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高3時代の課題曲。
2年連続樹種後に賞を獲れなかった年。
高2秋~約8ヶ月も指揮者(僕)休部が最大原因。
http://hironaga-yuusuke.blog.so-net.ne.jp/2014-08-23
「高1時代の夏に(5)-審査発表」 [YAMATO高校♪合唱部]
重く澱(よど)んだ空から落ちて来る
みぞれ みぞれ
白く透き通る冷たさは
雪にはなれず 雨にも戻れない
中途半端な悲しみ 悲しみ
降っても 降っても 降っても 降っても
決して積もることのない
辿り着けない想いに
込み上げる涙のように
降っても 降っても 降っても 降っても 降っても
落ちて来る雨雪
「私は一体 何者なのだ!」
答える者のない闇の中で一心に探し続け
狂わんばかりの激しさで
後から後から後から後から
降って来る落ちて来る 降って来る落ちて来る
けれど いつしか夜は明けて
みぞれは雪に変わっていた
確かに そこに積もっていた
大地と大地と同じ広がりで
本当の白さで輝きながら
1981◆高1時代の夏に(5)-審査発表 [YAMATO高校♪合唱部]
発表は続きます。
審査委員長
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続いて優秀賞です。
○○番 ○○高校、もう1校は、にじゅう・・・
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1981◆高1時代の夏に(4)-本番直後 [YAMATO高校♪合唱部]
約4ヶ月に及んだ練習の日々。
課題曲そして自由曲を、
何百回いや千回以上は繰り返したかもしれません。
それを今、
たった10分足らずの時間で全てを出し尽くす。
短いような長いような、
やっぱり短いような不思議な感覚でした。
番手として、
2曲とも無事に演奏終了し、
拍手を聞きながら舞台裏へと抜けます。
ようやく、
「あぁ、終わった・・・。」
とホッとして周りを見る余裕ができました。
・・・と、
すぐ目の前にいる女声の先輩が泣いています。
あの人も、
この人も、
女声のほぼ全員。
女の人が集団で同時に泣いているという光景は、
人生で初めてです。
「みんな、どうしたんでしょう?」
と僕。
「ん?まだ、わかんねーか、お前には。」
と3年の先輩。
「え?もしかして毎年とか?」
と僕。
「そうだよ。」
と先輩。
舞台裏の向こうには、
先に演奏を終え舞台裏で聞いていた他校の人達が。
「良かったですよ。」「凄かったです。」
とウチの指揮者に声を掛けてくれました。
自分達の席に着くと、
残りは数校を残すのみ。
そして、
最終校の演奏が終わりました。
NHKアナウンサー
「それでは審査に入ります。
発表までの間、みなさん、30分程お待ちください。」
何の合図もなしに、いきなり全員が起立。
あわてて僕も起立しました。
すると、
ウチの指揮者が「校歌!」と叫びながら、
最初の音を鳴らしています。
指揮者が「1、2、3!」とタクトを振ります。
♪緑あやなす相模野は 若い力の 若い英知の 湧き立つ泉♪
演奏が終われば周囲の学校は拍手喝采。
過去のNコン課題曲を歌い始めました。
3曲、4曲が同時進行です。
この審査時間中の自由奔放な合唱は、
必ず毎年、自然発生するんだそうで。
4つ⇒3つ⇒2つ⇒1つと集団が集約され、
とうとう会場にいる全員で1つの曲を歌い始めました。
たくさん歌ったのでハッキリとは覚えていませんが、
最後はコレだったと思います。
1000人を超えると思われる、
会場内の合唱関係者全員が声の限りに歌う。
とにかく、ものすごい大迫力。
最後は全員でお互いを讃える大拍手!
大合唱が終わるタイミングを見計らっていたのか、
その大拍手の中、
NHKアナウンサーと審査委員長が壇上に現れました。
審査委員長
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審査をしながら皆さんの伸々とした合唱を聞いていました。
本番でも同じくらい伸々と演奏すれば良かったと思う程です。
審査時間に全員で合唱するという事は他県では見られません。
非常に素晴らしく感動的でした。
それでは審査結果を発表致します。
まずは優良賞です。
●番 ●●高校、▲▲番 ▲▲高校、■番 ■■■高校。
以上、3校、おめでとうございます。
ウチの高校名は呼ばれませんでした。
名前を呼ばれた高校は、
「キャー」「ウォー」
の入り混じった奇声を発しています。
当然、周りの我々は拍手です。
ただ、
当校のOB達は
「今年もダメだったか・・・」
といった顔をしていました。
発表は続きます。
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続いて優秀賞です。